■グレーディングについて
■転載不可


●polka drops のグレーディング

polka drops のパターンおよびグレーディングは、大手アパレルや高級オーダーのアトリエで実績を積んだプロのパタンナーによるものです。

パターンやグレーディング(サイズ展開)は技術ですが、一般的に使われているCADなどの機械的なものではなくて、polka drops は一つ一つ手作業です。それは、

SサイズはSサイズの美しさ
MサイズはMサイズの美しさ
LサイズはLサイズの美しさ
LLサイズはLLサイズの美しさ

といったように、本来洋服にはサイズごとの美しさがあり、それをパタンナーがオリジナルの感性で別々にイメージし、その上でつじつまが合うように寸法を乗せているからです。寸法表を見ていただくとわかりますが、ミリ単位で記載されていると思います。

体温と心がある「人」が着るものですから、機械的に操作することが美しさに直結しない事を体感した上でグレーディングしています。
ダーツ位置ひとつ取っても、Sならここに、Mならここにあるのが一番綺麗でしっくりくるだろう等、丁寧に、パターンと対話し、ラインを引き、形が決まっていきます。




●polka drops のLLサイズについて

polka drops のLLサイズは、身幅や肩幅等、横方向に出す寸法は通常のLLと同じピッチ、着丈や袖丈など、縦方向に出す寸法は、通常のLLサイズより若干短めのピッチ、になっております。

要するに、身長が高い大柄タイプのLLサイズではなく、横方向にはしっかりLL体型というイメージでLLサイズを作っております。
経験上、polka drops のお客様の多くがそうである事、また、デザイン的にもバランス等を考えて決めました。


●グレーディングピッチ表(設定体型)





●LLサイズを作るにあたり

2018年6月、これまで作ってこなかったLLサイズの展開をスタートしました。

LLサイズより上のサイズは、Mサイズを単純に大きくしただけのものですと、大きくなるにつれてどんどん形、ラインが曖昧になり、最大公約数的にただ「入る」だけのパターンになる場合が多いです。
量販店の洋服などの大きなサイズに、このような曖昧なアイテムが多いのはこのためです。

LLサイズについても、形の美しさを残したままグレーディングする、つまり、LLサイズならではの美しさを単独で追及する必要があります。

百貨店などでは、大きなサイズコーナーがあり、そこに並んでいる洋服は、いきいきと魅力的なものが多いです。サイズは大きくとも曖昧にならず、ラインやバランス等、考えて作られたものが多いという事が言えると思います。
形を含めた品質と、値段は必ずしも比例しないと思うけれど、さすが、という商品が多いのも百貨店です。
じゃあそんな、きれいな形を、暮らしに合った価格で手作りできたら、毎日がもっと楽しくなる気がして、色んなことが繋がって、自分の内側で喜びとなって、LLサイズ展開となりました。

ワンサイズ大き目をゆったり着たい、というお客様のリクエストを読んで、一般的にワンサイズ大きいとなると、だらしなくなるというイメージを私も持っていましたが、だらしなくならない、着る人と洋服の距離を、世界観を残したままゆるく設計する、という事ができるんじゃないかと思った時

「作れるから作る」のではなく
「作りたいから作る」になりました。

ここまで時間がかかりましたが、心から納得する形で作ることになったLLサイズです。